こんにちは、スタッフのはるです!
前回に続いて、vol.7でも機材を紹介したいと思います。
これは、100円ショップで販売されているCDケースに納めたアンプで、
スピーカーの下あたりのプラスチックが割れるくらい、よく使用する機材です!
実は、これが私のノイズの原点の1つで、とても思い入れのある機材なんです。
実験音楽の祭典であるアジアン・ミーティング・フェスティバル(AMF)の
プレイベントとして行われた「サウンド&ノイズ・ワークショップ第1弾の(2)」(2017)
にて作ったものです。
イベント内で作ったのは次の写真、左下の緑色の部分(電気回路)で、
CDケースや電源スイッチ、接続端子などは後から自分で追加しました。
※本当にゴリゴリで使用している機材で、割れを青テープで補強してあります(笑)
青テープの上にあるのは音楽ユニット テニスコーツ さやさんの直筆サインです!
大切にしたい一心でクリアースプレーを吹いたら油性インクが少し溶け出しました(笑)
クリーム色のノブがボリュームつまみです。
その下に見える黒いのが接続端子で、ここにマイクやギターなどを接続します。
左上に見えるのは電源ON/OFFスイッチです。
んで、反対側にも接続端子を増設していて、これはスピーカーアウトです。
アンプで増幅した音をもっと大きなスピーカーで鳴らしたいときに使います。
もちろん、小型かつ軽量で電池駆動するアンプとして、
路上だったり、会場を歩き回りながら演奏するのが主な用途です!
この機材を使ってよくやる流れは、
1.マイクを接続して、身の回りのモノの物理的側面に注目した音を出す
2.身の回りのモノの手放して、ハウリング具合を微調整して音を出す
3.マイクを抜いて、アンプのみで強烈なノイズ音を出す
です!
特に3.の音は本当に強烈で、スピーカーから出るシンセサイザーの音と張り合えます!
※もちろん、バカでか音量には勝てませんが……
いま記事を書きながら気が付いたことがありました。
この機材はライブやパフォーマンスでは本当によく使うのですが、
作家さんから個展のBGMを作ってほしい、演劇の効果音を作ってほしいなど、
音源を制作するときはほとんど使用していないと思います。
もちろん、オーダーメイドで作るので作風・雰囲気は毎回異なりますが、
改めて、ライブと音源制作では表現が全く異なることもあると再確認しました。
※これが自己紹介しづらい弱みの原因でもあるのです(笑)
皆さんにも、使い続けるにつれて、補修したり増設したりしている道具はありますか?
そういう道具を紹介し合う会はあったら楽しそうだな、と思いました。
ではまた!
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